「うつ」の誕生と、克服のヒントについて思ったこと。
うつ病になりやすい人の傾向として一般的に、
・真面目
・責任感が強い
・義務感が強い
・自己責任感(他人のせいにしない)
・感情表現がうまくできない
などが挙げられている。
簡単に言えば、愚痴など言わずいつも一生懸命な頑張り屋さんだろうか。
ここで、今の社会を考えてみる。
人それぞれ様々な価値観で生きているし、色々なタイプの人がいる。
真面目に生きて幸せになる人、
真面目に生きていても幸せではない人、
なんとなく生きていて、幸せな人。
もしこれを読んでくださっているあなたが真面目に一生懸命生きてきたならば、一度くらい「真面目にやってるのに馬鹿をみた」という経験があるのではないだろうか。
そのときの悔しさ、怒り、やるせない気持ち。
「自分は一生懸命やっているのに結果が出ない」
「あんなに頑張ったのにうまくいかなかった」
「自分は真面目にやっているのに、一部の人がいい加減で迷惑している」
など。
そういうものが積み重なって「うつ」が生まれたのではないだろうか。
もし、真面目に生きている人がみんな幸せになれるような社会だったら、「うつ」は逆に、"真面目じゃない人"がかかりやすい病気になっていたのかもしれない。
真面目に生きる人が報われる社会であるのが一番いいが、現実には難しい。
ひょうひょうと生きて美味しい思いをする人のなんて多いこと。
痛ましく悲しい事件や危険運転の事故もそう。
なにも悪いことをせず、普通に真面目に生きてきたのに世の中はなんて残酷。
話が飛躍したが、何かを変えるより自分を変えた方が早い。
真面目に生きていること自体に、堂々と胸を張っていられたら。
自分が一生懸命努力していることこそが幸せなのだと思えたら。
「うつ」が自分から出て行ってくれる日も近いだろうと思う。